エゾムラサキツツジが咲きました。
思えば作り物のような葉だった。色にして青銅色。
つぼみも又 ペンでデザインしたような形、輪郭。
待ち焦がれた。いつもその前で足を止めて。
とうとう咲いた。
その花は エゾムラサキツツジ。
エゾムラサキツツジとはこんな色、と主張している。
花弁も又特異で美しく。
惹かれる。魅かれる。エゾムラサキツツジ。
クリソマニカムが咲きました。
レモンイエローのシャクナゲなんて知っていますか。
咲き方はこうです。
5コとか6コの花が、その一つ一つが、一枚の花びらのように
輪を作って咲いています。全体で円を描くように並んで。
そうすると、その花の円がまた、
大きな䑓(うてな)になっているようです。
そんなクリソマニカム。
早咲きの紫陽花が咲きました。
紫陽花
この紫陽花の名は「ダンスパーティー」?
うなづいていいものか
納得していいものか
でも 許されるでしょう
どこまでも明るく
どこまでも楽しそう
どこまでも仲間 仲間
ポップなダンス
パーティー会場は庭の小径
あやめが一輪咲きました。
あやめ
菖蒲(しょうぶ)/ 杜若・燕子花(かきつばた)
鳶尾・一八(いちはつ) / 射干・薯莪(しゃが)
なんとみな植物名からはなれたような字を書くのか。
多種それぞれの主張はどうなのでしょうか。
「あやめ科」という括りは拒否しているのか、どうなのでしょうか。
それとも 折り合っているのでしょうか。
それぞれの名を平仮名で書けば、
仲間として睦み合っているような気がしてきます。
それにしても それらを統べているあやめの佇立
いえ 屹立は 美しい
ネジキ(捩木)
株立ちのネジキ
数本の細き幹立ち上がり
ややねじれ
しかし 個々の幹 すくと立ち
自身の先端を追うように立ち上がり
葉の出で 青みゆくを競う
・・・・・・・・・・
炭になりて
漆磨く日に
思ひはせ
(ネジキの木炭は漆器を磨く。別名:カシオシミ)