ABOUT of Toi cafè



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Toi Cafè とは

静かな住宅街の一角、一住宅に設けたスペース。まさに「自宅リビングカフェ」です。

ひとつだけ特徴があるとすれば、自宅は仕舞屋のお寺でもあります。寺名を「常安寺」といい、山形にある本寺の分院であり、曹洞宗の禅寺です(アクセスのページにリンクあり)。平素は寺としての活動に加え、月例の坐禅会なども行っています。そこの場と位置づけは違いますが、並行してカフェスペースを設けています。

店名について

「Toi」はフランス語で「あなたと」「あなたは」「あなたに」のような意味でしょうか。そして「問ひ」はそのまま、「問いかける」「問う」「語り合う」のような意味ですが、決して堅苦しいニュアンスはありません。そのふたつの音(ひびき)を重ねたものです。

トイカフェの庭(ナチュラルロックガーデン)

トイカフェの庭の制作者は、店主に縁のある方で『アトリエ KUSUKUSU』主宰の楠田規己子さん。「山ぼうし」が大好きという点で私とも一致している方です。

わが家のもともとの庭は、どちらかというと“和の趣”梅や椿、ドウダンツツジ、そして大小の自然石、石灯籠、でも一方、モクレンやシャクナゲ、サルスベリ、シランなど“洋”ともとれる草木との折衷庭園でした。
そんな庭を、トイカフェに合わせてリガーデンするにあたって、楠田さんと何回もプラン作りの話し合いや打ち合わせを行いました。私の描くイメージや思いを伝えて、それをプロである楠田さんのセンスとキャリア(イングリッシュガーデンがお得意の方です)をもってコーディネートしていただきました。
目指す庭のコンセプトも、提案されたデザイン画の1ページ目に記されています。
それは、
「四季のうつろいを、草花たちと樹木と、そこに流れる風と音と色彩を通して感じることができる空間。ゆったりとくつろぎの時間を過ごしていただける庭。」
というもの。

そうなのです。この庭は、トイカフェの確かな一部になっています。

とはいえ、店オープンの今の時期(3〜4月)は草木の根付きや開花、枝葉の繁茂はまだまだこれからです。ですから今は少し物足りないかもしれませんが、桜の満開を待つように、春の庭の成熟過程を楽しんでいただければと思います。

植栽表1.jpg楠田さん手書きによる庭のデザイン画。植栽表2.jpgカフェ入口までのアプローチ部分。

 カフェで提供する湯茶や菓子・ランチなどについては“シロウト”によるものです。だからこそ、その分、おもてなしの気持ちとリビング感覚のカフェスペースの雰囲気(例えば、店主の娘が弾く二胡の演奏もお聴かせできればと予定しています)には最大限のものをと思ってお迎えいたします。付近は静かな住宅街、そのため近隣の方たちとの交流やお付き合いも寂しい部分があります。Toi Cafè が、地域の人たちの気軽に集まれる場になればという思いも込めました。意気込みは強くても、未熟な店主ですが、皆様のご来店を心からお待ちしています。


改装前・改装中の様子↓

改装前夜。がらんとしたリビングは少しさみしいです。クウもリビングで過ごす最後の夜です。いよいよ改装が始まりました!まずは床から。見慣れたリビングの床板がはがされて、なんだか不思議な気分。外壁も塗り直すため、家全体がシートで覆われました。お店の入り口をあらたに作ります。天井に化粧梁を渡します。カウンターキッチンをあらたに設けます。カウンターに使う木は材木屋で選んだ一枚板。クウも廊下に追いやられてしまいました。和室とのしきりになる格子戸を作ってもらっています。かなり出来上がってきました。内装ほぼ完成!工事は2ヶ月半に及びました。